ジャバラの技術

「ジャバラ」の技術で豊かな社会を創造し、継ぎ、支える

当社の社名にもなっている「蛇腹(ジャバラ)」とは紙やプラスチック、金属などの材料を山折・谷折の繰り返し(アコーディオン形状)構造にしたものを指します。こういった形状の部品・技術は鉄道の連結部分の他、新幹線の車両や港湾、空港、高速道路、工作機械、工場など、実に多くの場面で活用されています。
当社技術が存分に発揮された製品でいうと、新幹線に用いられている「全周ホロ」があります。膨大なデータ解析とシミュレーションにより、空気抵抗を極限まで低減。騒音の問題だけでなく電力消費の抑制なども実現し、環境にも寄与しています。
ジャバラの製品は劣悪な環境下においても、より高い性能が求められる現場で数多く採用されており、それぞれの現場の特性や事情、課題を技術力でクリアすることにより、高い評価を得ています。

高度な解析システムと人が持つ経験則の融合により
ジャバラ独自の技術が生まれる

強度や耐久性はもちろんですが、機構部の保護や流体物の飛散防止等、製品に求められる性能は多岐にわたります。
当社では、高度化、多様化するお客様のニーズにお応えできるよう、過去の実績によって培われた経験則やノウハウはもとより、素材開発から流体解析(CFD)、構造解析(Abaqus)、さらに促進耐候性や伸縮耐久試験機によるシミュレーションを繰り返し、独自の技術を生み出してきました。
人から生み出される技術と、最新の科学。この両者のよさを発揮し合うことにより、これまでになかったもの、創ることができなかったものを形にしていきます。

ジャバラの技術がさまざまな課題を解決します

これまで工場や工作機械、配管などで用いられてきたジャバラ技術は、産業、社会のあらゆる場面に広がっています。
港湾施設で利用されている「粉体積込み用シュートジャバラ」では、セメントやフライアッシュ、穀物といった粉体を船に積み込むため耐候性や耐摩耗性に加えて、港湾特有の塩害や紫外線への耐性が求められます。この製品は多くの試行錯誤、実地検証を重ねることで、より強度をもった製品開発が進み、港湾作業の効率化に大きく貢献しています。
さらに、LCC ターミナルなどで利用される「伸縮式誘導通路」では、伸縮を繰り返しても壊れない耐久性を実現し、既存の誘導通路よりも高い性能を維持しています。飛行機やフェリーに接続する接続通路にもジャバラ技術は用いられ、空港や港湾で広く活躍しています。

とことん対応、そこから生まれる新しい価値

製品の開発には多くの試行錯誤が伴います。実用化された製品が現場設置後に不具合が出てクレームになることもありますが、弊社ではそういった課題や問題に対し、問題解決まで誠心誠意とことん対応いたします。
これまでにも、製品が設置された現場で微調整や改良を行ったり、展示会用の製品のために社員を海外派遣したこともあります。これらはレアケースではありますが、クレームを最後まで解決することが新たな技術革新に繋がり、実際にそこから誕生した製品もあります。
製品をお使いになる方のお困り事は放ってはおけないという熱い使命の下、これからも誠心誠意の対応と、そこから生まれるイノベーションを企業価値として大切にしていきます。

ジャバラの技術がより多くの場面で活躍するために

当社が世に送り出してきた製品の中には、「こんな所にも使えるのか」という驚きをもって迎え入れていただいた製品もあります。 つまり、誰も思いつかないような所に新たなイノベーションが起きるかもしれないということです。
お問い合わせ、ご相談の中には、当社技術と直接関係のないものもあります。
しかし、そこに当社の技術を応用するご提案や、他の技術と勘案して自社製品ありきではないご提案をいたします。最も重要なのはお客様にとって何が最適なのかであり、常にお客様にとって最大の利益を考えます。
全社員で共有しているこの思いが、まさに現場力であり、プロとしての誇りであると捉え、これからもお客様第一主義を貫き、産業や社会を豊かにできる製品づくりを進めてまいります。