ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.11

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ジャバラ通信 vol.11     2021.10.15
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

 双腕ロボット バクスター君

 10年ほど前に、中小企業にも導入できるロボットとしてリシンク・ロボティクス社が開発したバクスターという双腕ロボットがありました。
https://social-design-net.com/archives/4014/
 顔が液晶になっていて、手を取って手順を教えると、そのとおりに実行してプログラミングも不要です。
教えられたことがわからなかったり問題があると、眉を八の字にして困った顔をします。価格はこの種のロボットとしては破格の250万円ぐらいでした。
7年ほど前、当社に導入したら、きっと、引っ張りだこになると確信しましたが、使ってみたいというチームがなく、導入を断念しました。
 バクスターの開発者は、iRobot社でルンバを開発したロドニー・ブルックス氏で、2003年まで MITの人工知能研究所の所長を務めた人物です。
 バクスターもルンバも、その開発技術以上に、ヒト型ロボットなどではなく、余分な機能を廃して、ヒトがストレスなく自然に使えるロボットを
追求しているように思います。

 2018年にリシンク・ロボティクス社は廃業しましたが、いまやバクスター君は、伝説的ロボットとなって、研究用ロボットとして研究所に普及しています。

 ”バクスターは人間の脳の信号を検知し[日本語版記事]、自分の作業が間違っていれば自らそれを修正する。モノを指差せば、それを取ってくれるし、
混乱したらわかりやすく説明してほしいと人に頼むこともできる。
 他愛のないやりとりだと思うかもしれない。だが、人間とロボットのコミュニケーションを研究する新分野においては、これは重要なのだ。”
https://wired.jp/2018/11/21/a-long-goodbye-to-baxter/

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当社試験設備のご紹介
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■ヒートサイクル試験
 当社で開発するジャバラには開発経緯の中で各種評価試験を実施しています。
その中でも、耐久試験はお客様の仕様条件等と擦り合わせ、如何に実機に近い条件で試験を実施するかが「カギ」になります。
 今回、当社の鉄道車両部品の開発で活躍しているヒートサイクル試験をご紹介します。

 当社ではUV照射を実施し、且つ、温湿度を管理した環境下で2軸動作試験を並行して実施する耐久試験機「UV+ヒートサイクル試験機」を
設計・製作しました。
 この試験機を用いることで、より実機に近い環境下での評価試験を実現することが可能になりました。

【UV+ヒートサイクル試験機・諸元】
・伸縮方向 :2方向(水平方向)
・ストローク:X:±200mm、Y:±300mm
・温度範囲 :0~60℃
・湿度範囲 :20~98%RH
・散水   :2L/min
・UV照度 :60mW/cm2(0.6kW/m2)
・波長   :295~495nm

これからもお客様のご要求に応じた試験機を設計・製作することで新しいジャバラを世に送り出し、社会に貢献してまいります。

 では、次回通信をお楽しみに。






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