ダム浄化物語 その1

ダム浄化物語 その1

水質のこと

河川の流れを人工的にとめて貯水するダムには、山からの栄養が流入して蓄積されます。この豊かな栄養分をとりこんで、プランクトンがどんどん育ちます。比較的低高度にあるダムでは、水温が適度に上昇し、プランクトンの増殖がさらに進みます。
実は、水質には、このプランクトンも大きく影響します。まず植物性プランクトンが発生し、増殖し、植物性プランクトンを食べて、動物性プランクトンも増殖します。これらの死骸が湖水の底に沈澱します。
さらに、今日のように土地開発が進むと、ダム上流に農地や酪農場があったり、人家からの生活排水もあります。
こうしてダムへの窒素、燐など過剰な栄養の供給サイクルが出来上がり、ダムの富栄養化が進んでしまいます。水質の悪化の大きな要因は、とりもなおさず、湖水が徐々に肥沃化するこの富栄養化のことなのです。

水質浄化対策

透明度の低下や水色の変化による美観の劣化、水道のろ過障害や異臭味の問題、水産での魚類の変化などさまざまな障害を取り除き、きれいな湖水を取り戻すためには、いくつかの方法があります。栄養塩の流入を抑えるというのもその方法の一つです。
生活排水を湖水に流さない市民活動も最近では盛んになっています。流路を変えてダムに水を引かないという方法もあります。そのほか、強制排出、ろ過、化学的抑制、沈降分離、礫間接触酸化などさまざまな方法があります。曝気循環という方法もあります。

曝気循環

ダム浄化のこの曝気循環は、深層水の無酸素化と藻類対策によって良質の水資源を確保する方法です。そして、曝気循環の装置にジャバラの技術が大きな力を発揮しています。
次回はジャバラのはたらきを説明します。

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