ジャバラ通信　vol.36

ジャバラ通信　vol.36

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ジャバラ通信　vol.36　　　　　2023.11.16
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　いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【バイオミメティクス　生物模倣】
　生物の構造や機能、生産プロセスを観察、分析し、そこから着想を得て新しい技術の開発や物造りに活かす科学技術
https://ja.wikipedia.org/wiki/バイオミメティクス

■生物模倣の例
ペンギンの泳ぎ方　→　水中ロボット
デメニギスの眼　→　アトリウムの光反射板
シロアリの蟻塚　→　高い煙突を使った放熱システム
ひっつきむし　→　マジックテープ
まつぼっくり　→　湿気の変化で開閉するブラインド
ハリセンボン　→　超撥水材料
ヒトの大腿骨　→　エッフェル塔
極楽鳥花　→　自動開閉ブラインド

■なぜ、生物模倣なのか？
　例えば、現在の飛行機の形状は、ライト兄弟の飛行機から変わらず、チューブアンドウィング　といわれるもので、
これに対してJAXAでは、燃費、排出ガス、騒音においてよりすぐれるブレンデットウィングボディといわれる、機体と
主翼が一体となった飛行機を開発しています。この設計にあたり、マンボウの骨格を参考にした開発者は、「未知の
領域に進むためには、生物が参考になる」といいます。
https://aerospace-soraichi.com/company/jaxa_plane

　シャコの超視力
シャコの視界は360度で、光受容体は人の3種類に対して16種類あり、偏光も感知することができます。イリノイ大学では、
シャコの偏光感度をヒントに、GPS電波が届かない水中でも位置情報を把握できる、色と偏光の両方をセンシングする
超高感度カメラをの開発に成功しました。
「これまでの技術では充分な効果は期待できません。カメラを開発する方法論が昔から変わっていないからです。
私たちは、シャコからヒントを得るというまったく新しいアプローチを取りました。　おかげで、これまで60年変わらな
かったカメラの構造を根本的に変えたのです。」
http://ex-press.jp/bowj/bowj-news/bowj-science-research/21098/

参考
三菱総研　バイオミメティクスの活用が製造業にもたらす新たな変革
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20190610.html

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当社材料のご紹介
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■ジャバラに採用されている材料　ゴム
★ゴムの種類・特性について　第2弾
　ゴムには様々な種類があり、用途に応じた最適なゴムを選択する必要があります。
それでは代表的なゴムを数回に分けてご案内いたします！

・シリコンゴム（VMQ）
　高度の耐熱性、耐寒性、耐オゾン性をもつが引張り強さ、引裂き強さ、耐磨耗性など力学的性質に劣る。
・フッ素ゴム（FKM)
　耐熱性、耐油性、耐化学薬品性に優れた材料だが高価。
・ニトリルゴム（NBR）
　耐油性に優れたゴムの代表格です。
　耐油性に優れる特性を持つため、工業用品・工業部品としてさまざまな用途に使用されています。
　代表的な用途としては、Oリングやオイルシール、オイルホースなどです。
　ただし、耐候性・耐オゾン性には劣り直射日光があたる屋外での使用には適しません。

　現在、ご使用されているジャバラ製品などのゴム部品で気になるようなところがあれば、見直しされては如何でしょうか。

　お問い合わせ頂ければ、担当者が適切なご提案を差し上げます。

　では、次回通信をお楽しみに。