ジャバラ通信　vol.37

ジャバラ通信　vol.37

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ジャバラ通信　vol.37　　　　　2023.12.15
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　いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
11月30日に、建設費増や工期遅れ、入場券販売不振予想など、多くの問題を抱えながら、大阪万博は開幕まで残り500日に
なったとの報道がありました。

【EXPO’70】
　1970年の大阪万博は盛況に終始し、成功したといわれています。
成功には、高度成長期という時代背景もさることながら、

神戸国際大学経済学部教授　中村智彦氏の
大阪万国博覧会は、なぜ成功したのか　～　予算と工期がきっちり
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ade60d8df7a3fc87dc254522608eac3b4351221f

　によると、

　次の要素が大きかったと、

象徴　　　　　　太陽の塔
そろばん　　　　計画通りの工期と予算。そして儲かった。
文化人サークル　「万国博を考える会」
　　　　　　　　小松左京氏、梅棹忠夫氏、手塚治虫氏、星新一氏ほか
プロデューサー　堺屋太一氏（通産省：当時）、岡本太郎氏、磯崎新氏、丹下健三氏など

　予算と工期がきっちり上がる。というのは、成功の大きな要素で、当社でもたとえば工場移転の際、いくつものウルトラCを
繰り出して、当初の予算を半分に削り、移転推進メンバが綿密にスケジュールを立て、移転前工事を完了させ、1週間あまりで
レーザー加工機や大型試験機を含む移転と調整をビシッと完了させたとき、このメンバならなんでもやってのける、と感じた
高揚感は、その後の難問を乗り切るバネと相互信頼につながったものです。

　しかしながら、成功を自画自賛した堺屋太一氏も、
「いわゆる文化とか産業とかいわれるものはあまり残りませんでした。少なくとも開催地に強烈に残ったという印象はありま
せん。これは諸外国の開催した万国博覧会に比べても、大変な違いです」と不満を述べている。
（「私の関西経済論」関西経済センター編、1979年。）
と、書かれています。

　なるほど。次の大阪万博がのちに成功だったといわれるカギは、このあたりにありそうです。文化とか産業？、それは
今では、紛争のない世界やCO2削減、SDGｓに向けたメッセージになるでしょうか。。。

参考：小松左京ライブラリ　万国博を考える会　第一回総会議事録
　　　https://sakyokomatsu.jp/38/

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当社製品のご紹介
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■円筒系ジャバラ
当社の商品群・円筒系ジャバラには用途に合わせてさまざまな構造があります。
以下、ご紹介します。
＊構造名称は当社独自の呼称です

１）入れっ放し構造
　　筒状にしたゴム引布に生地の張りだけで内側にリングを入れていく構造です。
　　一番簡単にできる山谷構造で、主にネジカバーなどに使用されます。

２）内外リング構造
　　入れっ放し構造の外側の谷部にもリングを入れて内側外側交互にリングを入れる構造になります。
　　リングのズレが抑えられ安定します。耐圧にも適した構造です。

３）円周ミシン構造
　　入れっ放し構造のリング周りに縫製を掛けてリングを固定します。
　　リングを固定でき、生地の張りを緩くすることで伸縮比率を大きくできます。
　　ストロークの長い防塵カバーや粉体系のシュートに使われることが多いです。

４）2つ割れ構造
　　円周ミシン構造にファスナーを設けて2つに割れる構造にしています。
　　ロッドなどのカバーの場合ロッドを外すことなくジャバラの取付け、取外しが可能なため取り換え時に便利です。
　　また、設備設置後の後付けも可能です。

５）外貼りリング構造
　　筒状にしたゴム引布の外側に補強リングをテープ（生地）で固定します。
　　内側にリングが入らないため内面がフラットになり粉体など粉だまりを抑えることができます。
　　低い圧力には対応可能です。

６）縫い合わせ構造
　　ドーナツ型に切った生地の内周、外周にミシンで縫製をかけて山谷を作ります。
　　リングが入らないためMIN寸法を最小限に抑えられます。

７）ウェルダー構造
　　ドーナツ型に切った生地の内周、外周に熱融着をかけて山谷を作ります。
　　縫製をしないため気密性が保てて且つMIN寸法を最小限に抑えられます。
　　熱融着ができる樹脂系の生地に限定されます。
　　クリーンルーム向け製品にも対応可能です。

写真などは当社HPにてご確認ください。
https://jabara.co.jp/field/plant/

　では、次回通信をお楽しみに。