ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.45

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ジャバラ通信 vol.45     2024.8.15
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【国際標準化】
 7月18日の日経新聞に、スバルがドローン規格の国際標準化を勝ち取った記事がありました。

 ISOやIECなどの国際標準規格の設定は、規格の妥当性はもとより、各国の利害関係者がせめぎ合う中、ロビー活動や根回しを
必要とする日本が苦手とするところですが、スバルは、ドローンの衝突回避ルールで、見事に標準化に成功しました。
 スバル航空宇宙技術開発部長の「衝突回避ルールの設定を誰かがやらないといけない」の決断から、2019年6月国際会議での
提案に始まって、議題の承認、韓国からの別提案、作業部会での議論、議長への根回し、分科会での検討、各国の投票、2023年
10月ISO規定の決定・発行に至るまで、4年間を要しました。
 獲得の鍵は、ドローンのヘリコプターや熱気球、セスナ機などとの衝突事故を背景に、スバルが衝突回避ルールの必要性を
提起したこと、委員会メンバの来日をドローンテスト視察の機会とし根回しを行なったこと、に加えて、スバルが戦闘機「隼」
をも開発した中島飛行機を前身とし、今も航空エンジンを作り続けているということも説得の力になったと思われます。
 国際標準化の獲得には、戦略とシナリオと根回しが必要ということでしょう。

ISO/IEC規格の開発手順
https://www.jisc.go.jp/international/iso-prcs.html

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当社製品のご紹介
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■タワミ風道(縁の下の力持ち)
 株式会社ジャバラでは、新幹線用の部品も数多く製作・納入しています。

古くは100系の頃から当社製品タワミ風道が採用されており、床下など、お客様からは見えない所で、縁の下の力持ちとして活躍
しています。

長年に渡って安定した品質の製品を供給してきたことで信頼を積み重ね、今では全ての新幹線にタワミ風道を採用していただいて
います。

北陸新幹線や西九州新幹線、北海道新幹線など、日本全国へ新幹線鉄道網が伸びていくと共に当社も発展し続ける事が出来るよう、
これからも技術を磨き続けて参ります。

 では、次回通信をお楽しみに。






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