ジャバラ設計者のよもやま話

セレンディピティ(Serendipity)

[幸運な偶然を引き寄せる能力]
「思いもしなかった偶然がもたらす幸運およびその才能」
この言葉は2013年にたつの市で開かれた「あいあい塾」で、ノーベル化学賞受賞者白川英樹博士が語られた、
小中高生対象の講演における内容の一つです。

セレンディピティの具体的例にふさわしい事実として
2024年6月、NHKで放映された「新プロジェクトX」において富士通 安島雄一郎氏の高次元接続技術の発見は
まさしく「セレンディピティ」であるのではと思われます。
誰もが行ったことのない技術にチャレンジし、考えて、考えて、考え抜いても発見できなかったアイデアが、
ご家族と一緒に百貨店へ行かれた際、奥様がエレベーターで昇っていかれる姿を見て「ひらめいた」と言われていた。
正にこのセレンディピティではないのではと感銘しました。

白川秀樹博士の講演内容についてあらまし
学ぶ楽しさ
 (よく観察し、よく記録する、よく調べる、よく考える)
努力を怠らない
 (できるだけ多くを学ぶ)
 (たくさん経験する)
 (何にでも興味を抱く)
予想して調査、実験を行う
 (予想したことだけを記録して、予想外の結果を「誤り」や「失敗」として捨て去らない)

2025/2/27 HW

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