ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.60

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ジャバラ通信 vol60     2025.11.14
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【肩をすくめるアトラス】

 米国で、聖書に次いで2番目に人生に影響を与えた本といわれる「肩をすくめるアトラス」は、アイン・ランド(Ayn Rand 
白系ロシア移民)による1957年の長編小説で、彼女の哲学的体系(オブジェクティビズム:客観主義)の実践的小説であり、
リバタリアンやテック起業家のスティーブン・ジョブズ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ピーター・ティールのほかにも、
アラン・グリーンスパンなどに支持されています。

オブジェクティビズム四原則
・現実(Reality):事実は事実として、客観的に存在する。
・理性(Reason):理性は知識を得るための唯一の手段である。
・利己主義(Self-interest / Egoism):自他を犠牲にすることなく、自分自身の幸福を追求することが道徳的。
・資本主義(Capitalism):政府は強制力を行使せず、国民の権利を守ることのみを目的とする。

 題名のアトラスは、ギリシャ神話の天空を肩で支える巨人で、彼が肩をすくめたら世界が崩壊するという寓意によります。
小説の中でアトラスは、価値を創造し社会を支えてきたイノベーター(実業家、科学者、芸術家)で、政府の統制・規制や
成功者である彼らへの非難に耐えかねて疲弊し、先導する人物ジョン・ゴールトに導かれて失踪し、山奥に独立自由経済社会
を建設する。
 この本は、危険な思想といわれる半面、現代が内包する問題を看破する面も併せ持っています。

肩をすくめるアトラスは、現代のあらゆる事業に対して、
・価値創造の源泉は何か
・有能な人材に集中する負荷を軽減する仕組みはあるか
・国家規制とイノベーションの疎外要因は何か
・何がイノベーターを撤退させるのか
といった課題をつきつけている。といえそうです。

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当社ジャバラのご紹介
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□メンテナンス性向上を図ったタワミ風道
 タワミ風道と一言でいわれますが、多様な用途に対応した種類があります。
その中でも主電動機向けタワミ風道はメンテナンスが困難な車体と台車の狭いスペースに設置します。

車両のメンテナンスで車体と台車を切り離す際にはタワミ風道も合わせて切り離さなければなりません。
従来はボルト締結を外し、フランジから切り離していましたが、現在は脱着の作業が簡単になるようにワンタッチバンドの
締結構造を採用し、車体と台車の切り離し作業が簡易化されています。
また、分離式フランジの再利用が可能となったことで廃棄物の削減にも繋がりました。

現場の作業性向上、メンテナンスコストの削減や資源の有効活用につながるこの事例は、公益社団法人日本VE(バリュー・
エンジニアリング)協会が開催する全国大会でJR西日本様が改善事例として発表されるなど、顧客満足度の高い「価値向上の
技術」として認められました。

当社で扱うジャバラはタワミ風道をはじめ、永く採用されている商品が多数あります。
今後も永く採用されるために時代とともに多様化・高度化していく顧客要求に対し、常に製品を見直し、価値を高めていく様、
努力を重ねて続けて参ります。

 では、次回通信をお楽しみに。






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