ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.19

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ジャバラ通信 vol.19     2022.6.15
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【半導体産業凋落の教訓】
 tsmcほか、台湾半導体メーカーが台湾国内に総額16兆円で20件の半導体工場を建設中だそうです。
米国中国欧州韓国も半導体産業への巨額の緊急投資を計画しています。
現状からは想像もできませんが、昔、日本が半導体産業の先頭にあった時代がありました。

 1986年、世界半導体売上1位NEC、2位日立製作所、3位東芝、と市場を席捲する日本に対して、米国は、ダンピング提訴やマイクロコードの
著作権侵害提訴を起こすなどの、いわゆる日米半導体摩擦が起こり、結果、日米半導体協定を締結するに至ります。

日米半導体協定の主な内容は、
・日本の半導体市場シェアの20%以上を外国製にする。
・公正市場価格を設定し、日本はそれ以下の価格では販売しない。
といったもので、このあと日本は、
・公正市場価格によって高値固定化された日本半導体産業は競争力を失い弱体化していき、
・韓国・台湾などの半導体協定外の国が市場を占有しはじめ、
・さらに、慣性の法則よろしく日本企業は高性能長寿命のDRAM開発に没頭し続け、PC用の安価なDRAM(量産)への対応が遅れ、
・20%という数値目標は、MPU(論理回路)は米国、メモリーは日本というすみわけを招き、先端論理回路をとりこぼし、
・1990年代に入り、バブル崩壊後の不況が、半導体製造装置への投資を抑制。
これらが負のスパイラルとなって、日本は先端半導体から遠ざかることになり、半導体産業の凋落へとつながりました。

 協定の数値目標による抑制が想定以上の効果?を見せて、産業の衰退を招いたことは、経産省(当時通産省)にとって、大いなる教訓となり、
のちの自動車部品の際の米国からの強い要請をはねのけることになります。
以上からは、その他多くの教訓があろうかと思います。
 今後、自動運転など先端半導体を使用する産業と先端半導体製造、半導体製造装置、素材、研究機関などによるエコシステムの構築を、
経産省が支援していくといった対策が求められそうです。

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当社製品のご紹介
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 当社では、次のような、高速道路・橋梁の製品をご提供しています。

■DRACY(ドレシー)
 耐衝撃・可曉性が大きく、耐圧・耐減圧性能が高い排水管用伸縮継手です。
 国土交通省管轄の道路にも採用された長寿命製品です。
 本体材質は、非常に薄い素材(クロロプレンゴム引き布の積層構造)で構成されている為、大きな伸縮量・偏心に対応致します。

■支承カバー
 橋梁の上部構造と橋脚の変形を吸収する「支承」を風雨から保護します。
 ファスナーで開閉出来ますので、メンテナンス性も優れています。

■壁高欄遊間部伸縮カバー
 橋梁の伸縮装置の壁高覧部分の隙間を覆います。
 風速70M/secにも耐えられる独自構造の開発製品です。

■ケーブル保護カバー
 高速道路や橋梁に使用されている電源用ケーブル等を風雨・土砂から保護します。
 ファスナー式構造で、交換作業時にケーブルを外す事なく容易に行えます。

以上、ご興味がおありでしたら、営業担当者までお気軽にお問い合わせください。

 では、次回通信をお楽しみに。






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