ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.39

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ジャバラ通信 vol.39     2024.2.15
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【光半導体-半導体のパラダイムシフト】
 「光電融合」技術により、半導体の電子回路を光回路に置き換える技術開発がNTTを中心に、キオクシアほか国内企業と
米インテルやソニーグループ、韓国SKハイニックスなどの海外企業を巻き込んで2030年の実現に向けて動いています。
政府は1月末、この事業に対して450億円の支援を決定しました。

なぜ、光なのか。

 今後、生成AIや自動運転、メタバースの普及によりデータ量が大幅に増加することが予測されます。それに伴い伝送速度・
処理速度の向上が求められますが、現在の電子回路では、膨大な消費電力やチップの発熱などの問題があります。
 これを解決するのが光半導体で、NTTの持つ光ファイバー通信回線の技術を回路に応用発展させ、現状の電子回路に対して、
消費電力100分の1、伝送容量125倍、遅延200分の1を目指しています。

 光半導体は、半導体のパラダイムシフトであるとともに、消費電力を大幅に削減できることから、カーボンオフセットの
面でもその貢献が大いに期待されます。

参考:
NTT技術ジャーナル ムーンショット・エフェクト
第5回  光トランジスタ誕生というムーンショット
https://journal.ntt.co.jp/article/9606

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当社製品のご紹介
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■環境維持に貢献するジャバラ
 岐阜県端波市と岐阜県恵那市にまたがる小里川ダムは、一級河川・庄内川支流の小里川に建設されたダムです。
国土交通省中部地方設備局が管理を行う国土交通省直轄ダムで庄内川の水害から生命や財産を守る目的で、2004年に完成
しています。
小里川ダムには3つの役割があります。
1)水害を防ぐ
2)川の環境を守る
3)電気をつくる

その中でも川の環境を守る施設の内で「選択取水設備」というものがあります。
環境への影響を少なくするため、ダム湖の表層と中層で水温や濁りの異なる水を必要に応じて高さを変え、川に流れ込む
水温に近い層から水を選択して取り入れる設備です。

この「選択取水設備」に当社のジャバラが採用されています。
採用されているジャバラ諸元は以下の通りです。

【ジャバラ諸元】
・施工年     :2003年
・管径(内径)  :φ3000mm
・長さ(1台当り):MAX5100~min1200
・設置台数    :7台(ジャバラ7台を直列に接続して使用)
・ジャバラ本体材質:CRゴム引布

近年SDGsの取組みが盛んですが、当社のジャバラは施工から20年以上前から不具合なくダムを支える設備として
河川周辺環境の維持に貢献し続けています。

 では、次回通信をお楽しみに。






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