ジャバラ通信

ジャバラ通信 vol.16

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ジャバラ通信 vol.16     2022.3.15
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 いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【 EUタクソノミーに原子力を追加 】
 先月、EUは、EUタクソノミー基準に一定条件下で天然ガスと原子力を含める案を発表しました。タクソノミーの意味は「分類」で、
EUタクソノミーは、気候変動緩和、環境汚染防止、生物多様性保全など6つの環境目標を掲げてEU域内における事業や企業への環境投資のための
分類(客観的評価基準)といったことになります。(例:自動車製造分野は、「2025年までにCO2排出を50gCO2/km以下に」)
 今回、EUが一定基準とはいえ、原子力と天然ガスを入れたのはなぜでしょうか。
CO2排出量の実質ゼロ化を加速するために、安定化が困難な再エネに対して、安定発電としての(石炭火力発電よりは)ましな選択肢を加えた。
ということのようです。
 原子力を入れるべきか否か(天然ガスに至っては現在、さらに微妙ですが)の議論はさておき、「化石賞」で喧伝された環境後進国のレッテルを払拭し、
ポリシーを明確化・共有するためにも、日本は、まずは2050年のカーボンニュートラルを目指して、メルクマールとしての独自のタクソノミーを
設定する必要がありそうです。

欧州委、EUタクソノミーに天然ガスと原子力を含める委任規則案を発表
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/02/c888c6a0a14ad2eb.html

「CO2排出量」を考える上でおさえておきたい2つの視点
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/lifecycle_co2.html

投資家らの反発を受けるEUグリーン・タクソノミー
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2022/fis/kiuchi/0221

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当社で使用する材料のご紹介 ゴム編
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■ジャバラに採用されている材料 ゴム

★ゴムの種類・特性について 第1弾
 ゴムには様々な種類があり、用途に応じた最適なゴムを選択する必要があります。
 それでは代表的なゴムを数回に分けてご案内いたします!

・天然ゴム(NR)
 反発弾性、引裂き強さ、圧縮永久歪、耐摩耗性、耐屈曲亀裂性などに優れた特性を持ち、タイヤなど、自動車部品の用途として多く使用されています。

・クロロプレンゴム(CR)
 クロロプレンの重合によって得られる合成ゴムです。耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐油性が天然ゴムよりも優れており、加工も容易なのが特長です。
 ジャバラ製品の製作など様々な分野で多く使用されております。耐候性にも優れ、もっともオールマイティーな特性をもつゴムになります。

・ニトリルゴム(NBR)
 耐油性に優れたゴムの代表格です。耐油性に優れる特性を持つため、工業用品・工業部品としてさまざまな用途に使用されています。
 代表的な用途としては、Oリングやオイルシール、オイルホースなどです。ただし、耐候性・耐オゾン性には劣り直射日光があたる屋外での使用には適しません。

 現在、ご使用されているジャバラ製品などのゴム部品で気になるようなところがあれば、見直しされては如何でしょうか。
お問い合わせ頂ければ、担当者が適切なご提案を差し上げます。

 では、次回通信をお楽しみに。






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