ジャバラ通信　vol.28

ジャバラ通信　vol.28

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ジャバラ通信　vol.28　　　　　2023.3.15
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　いつもお世話になっております。株式会社ジャバラでございます。
本日もジャバラ通信をお届けします。

【地上の太陽】
　核融合では、たった1グラムの燃料（重水素と三重水素）から、8トンの石油と同等のエネルギーを発生させることができます。

　現在の原子力発電所では、重い原子核を核分裂させて、エネルギーを作り出し、それとともに大量の放射性廃棄物を出します。
　対して、核融合は、原子力発電とは逆に、軽い原子核を強制的に結合させて、より重い原子核を作り出して、大量のエネルギーが
放出されます。
核融合の燃料は殆どが水素のため、枯渇の心配はなく、二酸化炭素を排出せず、核融合の際に出る放射性廃棄物の量は少なく、
減衰も早い。
太陽が46億年の間、膨大なエネルギーを放出し続けているのと同じ原理です。

■核融合の開発段階
　第一段階　科学的実現性の確立
　　エネルギー純増：投入エネルギーよりも多くのエネルギーを生成できること
　第二段階　科学的・技術的実現性の確立
　　自己点火条件：加熱を止めても自身で核融合を持続できること
　第三段階　技術的実証・経済的実現性の確立
　　商用炉実現のための経済的発電技術を確立する

2022年12月5日
　米ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設（NF）核融合炉が、エネルギーの純増に成功しました。第一段階の科学的
実現性が確立できたといえます。

2023年3月9日
　岐阜県土岐市の核融合科学研究所と米TAE Technologies　の研究グループが、放射線である中性子を出さない軽水素とホウ素11の
核融合を実証しました。
これにより、クリーンな核融合実現の可能性を示しました。

■スタートアップ企業
　ITERなどの国際プロジェクトや国家プロジェクトに加えて、多くのスタートアップ企業が核融合発電の商用化に取り組んで
います。
米国のスタートアップには、グーグルやアマゾンドットコム、ビルゲイツなどが巨額の出資をしています。
　日本　京都フュージョニアリング　https://kyotofusioneering.com/
　日本　Helical Fusion　https://www.helicalfusion.com/
　米国　TAE Technologies　https://tae.com/
　米国　Commonwealth Fusion Systems　https://cfs.energy/
　　　　こちらは、2030年代の核融合商用化を目指しています。

参考
　国立研究開発法人　量子科学技術研究開発機構
　　　https://www.qst.go.jp/site/jt60/4930.html
　核融合研究　文部科学省
　　　https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/iter/019.htm
　大学共同利用機関法人　自然科学研究機構 核融合科学研究所核融合科学研究所
　　　https://www.nifs.ac.jp/
以上

　当社では、この1月に工場の再エネ率50％を目指して、太陽光発電の第5次施設であるソーラーカーポートの設置が完了しました。
　カーボンニュートラル実現に向けて、核融合炉の早期商用化実現に大いに期待するところです。

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当社製品のご紹介
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■クリーンルーム仕様ジャバラ
　『クリーンルームに使用している設備にジャバラを設置したい！』
クリーンルームで使用されている機器の可動部分に付着しているグリスの飛散でお困りではないでしょうか。

当社が提案するクリーンルーム用ジャバラの特徴と用途例は以下の通りです。
また、納入実績も多数で数多くの分野で活躍しています。

＜特徴＞
・ボディ材質については塵等が発生しにくい材質を使用
・加工方法についても縫製加工ではなくウエルダー加工を採用
・長尺製品でも型崩れしにくい仕様の提案をいたします
・色は乳白色・黒・グレーをラインナップしており乳白色については　食品衛生法に適合

＜用途例＞
・シリンダー部のグリス飛散防止
・ボールネジ部のグリス飛散防止
・ホイスト・チェーンブロック等に付着したグリスの飛散防止

＜実績分野例＞
食品製造・医療機器・半導体製造の関連分野など

詳細は下記当社ホームページをご確認ください。
https://jabara.co.jp/products/268/

当社は全て受注生産のメーカーです。
お困りごと等ございましたらジャバラで解決できるかもしれませんのでお気軽にご連絡下さい。

　では、次回通信をお楽しみに。